2017秋-台北旅行記⑥ 阿宗麺線・寧夏夜市編
ホテルのエレベーターを降りて、徒歩1分で「阿宗麺線」到着です
金曜の夜とはいえ、閉店間近の23時前にもかかわらず、沢山の人でごった返しています
向かって右手に注文&会計のレジがあるので、まずはそちらの列へ並びますが、回転が速いので、直ぐに順番が来ます
小と大の2種類しかないので注文は簡単
パクチーが苦手な方は、ここで「不要香菜(プーヤウシャンツァイ)」と伝えて下さい
我々はこの後、夜市でもご飯を食べるので、小サイズを二つテイクアウトして、ホテルの部屋で頂く事にしますが、テーブルが有りませんので、ほとんどのお客さんはその場で立食スタイルです
さて、一旦ホテルへ戻って久し振りの麺線です
カツオ出汁ベースのとろみスープが、チュルチュルの麵に絡んで、なんとも言えない味わいです
ホルモンのモチモチとした食感が良いアクセントとなり、持ってるレンゲが止まらなくなります
うーん安定の美味しさ
という事で、あっという間の完食です
ご馳走様でした
小腹を満たした我々ですが、まだまだ食べ足りません
予定通り夜市へ向かいます
寧夏夜市へは、MRT「雙連」駅か「中山」駅が最寄りですが、どちらも徒歩で10分以上かかります
今回は時間が遅い事もあり、タクシーで向かう事に
ホテル前の大通りに停車中のタクシーに手を上げて乗り込み、「寧夏路夜市」と印刷された必殺メモ を運転手さんに渡します
もちろん直ぐに理解して下さって一安心
私の座席のシートベルトがなかなか締まらない、というハプニングが有りながらも、無事に夜市の南側入口に到着です
美味しいお店が多いと言われる寧夏夜市は、南北約300Mの1本道に、沢山の屋台がひしめき合っています
まずは両サイドから、ぐるっと一回り下調べすると良いかもしれません
我々は食べるべきものを決めているので、目的の店を探します
発見!お目当ての牡蠣オムレツのお店です
「圓環邊蚵仔煎(ユエンファンビエンオアジェン)」
入り口で店員さんが、「カキありますよ」と日本語で迎えてくれました
店内は5卓ほどの小スペース です
もちろん頼んだのは牡蠣オムレツ
牡蠣は、日本のものに比べると一回り小振りですが、プリプリで美味しいです
生地は片栗粉?のようなプルプル感で、日本でいうところの「オムレツ」のイメージとは別物です
この料理は、何といっても「甘酸っぱ辛いソース」が独特で、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、我々は美味しく頂きました
次は別のお店の牡蠣オムレツも食べてみたいです
お次は、鶏肉飯(ジーローハン)の方家というお店を探します
方家は、夜市北側の入口から、左側の通路を進むと中程にお店があります
鶏肉飯とは、 細く裂いた鶏肉をご飯に乗せ、甘いタレをかけたものです
小(30元)
めっちゃ上手いですコレ!
ほんのり台湾独特のスパイスの香りもするけれど、全然気になるレベルではなく、タレの旨味がサイコーです
「大」を頼めば良かった、と思うほどの美味しさでした
さて最後は、臭豆腐にチャレンジであります
過去3回の訪台(嫁は2回)において、何度か挑みながらもヤツの牙城を崩せずにいた我々
最初の台北旅行の時に、夜市で不意に飛び込んできた「あの刺激臭」が、トラウマとなっていたのです
強烈な臭いを発するのは「生臭豆腐」であり、「揚げ臭豆腐」はそれほど手強くないという情報も聞いてはいました
それでも踏み切れなかった、これまでの日々
ヤツを喰わずして何が台湾旅行か、と心を奮い立たせますが、「あの刺激臭」をインプットしてしまった脳がなかなかGOサインを出しません
と逡巡している私を尻目に、臭豆腐の看板を掲げた屋台のテーブルに、嫁がちゃっかり腰を下ろしているではありませんか
そうですね
観念しましょうね
そして、意を決して頼んだのがこちら
何といって注文したのか覚えていません
「生タイプ」が出てきたら洒落にならないので、必死で「油」を強調したような気がします
さて、いきますか
うーん
ほんのり香ってます
それでも「生」タイプに比べると相当マイルドです
鼻で呼吸をしないようにしながら、緊張の一口目を頬張ります
あれ?
あんまり味がしない
鼻を止めていたからか?
残りを一気に口に入れ呑み込んだ瞬間に、じわーっと上がって来ました
あの香りが
日本の揚げ豆腐に比べると、水分が少ない感じでしょうか
要するに衣をまとって揚げた豆腐です
例によって甘酸っぱいタレが掛かっていますが、あんまり影響ありません
臭いが克服出来れば、全然いけますね
という事で2人で頑張って食べ進めますが、嫁は残り2片の段階でギブアップ
添え物のキャベツの酢漬けもろとも、私がやっつけてやりましたよ
胸につかえていたものを、見事吹き払った達成感にひたる私
後は、好きなものを好きなだけ食べまくろうと、晴れやかな気分です
ただし、もう臭豆腐は食べなくてもいいかな(笑)