2017秋-台北旅行記⑧ 台北動物園編

 

阜杭豆漿で美味しい朝食を堪能した我々は、台北市立動物園へ向かいます

善導寺駅から二駅目の忠孝復興駅で茶ライン(文湖線)に乗り換えて、終点の動物園駅まで約30分の道のりです

この茶ラインは、他の路線とは多少おもむきが異なっています

ほぼ全線で高架を走り、車両もコンパクトでローカル色が強く、動物園に近づくにつれて、どんどんと台湾の原風景が広がってきます

のどかな雰囲気がなんとも言えません

 

ちなみに台北交通機関では、「博愛座」という優先席が設けられています

MRTでは、プレート表示と座席の色を変えて案内していますが、水色と青色の同系色だったりして、うっかりすると見逃してしまうのでご注意下さい

 

「博愛座 台湾」の画像検索結果

 

例え博愛座でなくても、高校生や大学生が年配の方に「ごく自然に」席を譲るシーンを、これまでの旅行中に何度も見ました

「マナーの良し悪し」も勿論ですが、当たり前のことを当たり前に、照れずに行動出来るメンタリティーが、台湾の人々には溢れていると感じる瞬間です

 

 

そうこうしている内に、終点の動物園駅に到着

茶畑の山々を上っていく「猫空ロープウェイ」に乗る場合は、ここから乗換です

以前の台北旅行の際に、このロープウェイに乗りましたが、とても素敵な景色でした

ただし全長が4kmもあり、往復するには結構な時間を要します

週末であれば待ち時間も必至ですので、余裕を持って予定した方が良さそうです

 

さて動物園に入場です

悠遊カードで支払いを済ませて、期待を胸にパンダ館を目指します

 

  最初の接待係 フラミンゴ隊 

 

  地元高校生のボランティア活動

 

開園から間もないからか、生憎の雨模様だからなのか、入場客もまばらで「パンダ観覧入場券」なるものの配布は行っていないようです

混雑時には、観覧時間を制限する券の配布があるらしいのですが、3度目の来園で未だに配られた事がありません

とは言えその内の1回は、パンダ館自体が休館だったんですが

その時は会社の研修旅行で、2ヶ月前にもプライベートで台北に来ていた私は、既に2度体験済の九份ツアーをスキップさせて貰い、単独で動物園に来ていました

まさかのパンダ館休館にショックを受けながらも、良い機会だから全園回ってやろうと意気込んだのでしたが

 

無理です

目茶目茶広いんです

台北市立動物園恐るべし

 

その時は2時間半ほど見て歩きましたが、脚が限界を迎えてのギブアップ

おそらく半分も廻れていなかったと思います

後で調べてみると、上野動物園の13倍の広さとの事

1度しか上野動物園に行った事が無い道産子には、正直ピンと来ません

旭川旭山動物園と比べてくれたら、分かり易いのに

そういえば、台北市立動物園旭山動物園は、「連携と協力に関する協定」を2015年に取り交したそうです

旭山にもパンダが来ると良いなと思いながらも、我が北海道が誇る人気動物園と、大好きな台湾の動物園の「縁」が嬉しかったりします

 

 

      作り物です

 

さあパンダ館へ入館です

先ずは屋外スペースへ

シトシト降り続く雨の中、1頭が笹をモシャモシャと頬張っております

やっぱりめんこいわ

愛くるしい姿がチラチラとは見えているのですが、先客のカメラ軍団さんが大勢いて、残念ながら隙間からしか見えません

総勢7~8名の女性撮影隊は、雨カッパで完全武装して、本格的なカメラを手に一心不乱に取りまくっています

圧倒されます

 

 

 

       パンダは何処?

 

どこの動物園にも、特定の動物に熱心なファンがいるものですが、台湾のパンダ愛も相当なものです

そういえば前回来た時も、ずっと写真を撮っている人がいた事を思い出しました

これはこれで微笑ましい光景なのですが、もっと我々もパンダを見たいので、もう1頭のパンダに会いに屋内スペースへ移動します

こちらは、雨も撮影隊も気にせずに見学出来ます

 

いたいた

 

うーん

めんこい

 

なかなかアクティブです

木によじ登ったり、カメラ目線をくれたり、色んな顔を見せてくれます

 

 

 木を上った所に餌を吊った行動展示

 

以前に来た時よりも、沢山動いてくれて大満足です

空いていたので、時間も忘れて見入ってしまいました

 

名残惜しい所ですが、予定がびっしり詰まっているので、ここらで引き上げる事にしましょう

 

ついでと言っては失礼ですが、パンダ館からの帰り道の途中にいるコアラにも挨拶をしていきます

 

      微動だにせず

 

こちらはパンダとはうって変わって、全く動きません

コアラは数頭が飼育されているのですが、みんな奥の方で寝てます

これが動物の自然な姿です

ゆっくり寝て下さい

 

1時間足らずの滞在でしたが、久し振りにパンダに会えて良かったです

 

この後は、小籠包の名店「明月湯包」へレッツゴーであります