しあわせな時間 in Apr 2018
2ヶ月ぶりの来店です
予約の電話を何度か掛けるも、なぜか臨時休業のメッセージ
休業期間が一月を越えた頃には、流石に心配が募りましたが、ようやく電話が繋がり一安心
大将が体調を崩されていたとのお話でしたが、すっかり回復されたようでホッとしました
いつも通りビールで乾杯
お通しは「タコのマリネ」
プリプリです
いつも通り、まずはお刺身から
富山の「白エビ」(手前)
滅茶苦茶甘い
あまりエビ類が好きではない私が感動するレベルの甘さ
小豆島の「しめ鯖」(奥)
切り身にする前の柵(サク)を見せて貰いました
まん丸に育って脂も乗った良い鯖が、たまたま市場に入ったとの事
そういえばココで「しめ鯖」は始めてかも
酢はほとんど感じず、生の刺身みたい
鯖の旨味と脂加減が丁度良いです
「サクラマス」
一般的なサーモンよりも脂の甘みが際立ってます
ビールにドンピシャ
「ツブ刺」
お馴染みの一品
食感と磯の香りが癖になるヤツ
「ツブの肝」
これも毎度お馴染みの裏メニュー
酒のアテには最強の逸品
丁度、ビールから地酒にスイッチしようかなと思った頃に、いつもコレを出してくれる大将
感服です
という事で、地酒タイムへ突入
今まで飲んでいない銘柄が2種
最初は富山の「富翁」から
日本酒度 +3
純米酒特有の甘さが丁度良い銘酒
ほんのり琥珀色っぽい感じとトロッとした粘度がついているのは、北陸の美味しいお酒に多く見られる特徴です
うん美味しい
はて?これは?
「ツブの卵巣」だそうです
始めまして
ツブ貝にも雌雄の区別は存在するそうですが、貝を開けて見なければ判らないとの事
通常は雄が多くて、そちらからは白っぽい「精巣」が取れる(出して貰った事あり)のだけど、今回は珍しく雌がいた!
おかげで新しい味に出会えました
ありがとう
食感はレバ刺のようにネットリで、磯の香りと仄かな甘味が堪りません
今度いつ食べられるか判らないのが恨めしい
文句無しで、お気に入りにランクインです
ここからは、お待ちかねの握りタイム
最初は「ヒラメ」から
モチモチの歯応えが堪りません
お次は「エンガワ」
今度はコリコリ食感
やっぱりエンガワ大好きです
「ホタテ」はネットリとしながらも、口の中でふんわりと甘さが広がります
ネタによっての食感の違いを感じられるのも、ココのお寿司の楽しみの一つ
「キンキの炙り」
出ました
私が愛して止まない一貫
濃厚だけどしつこくない脂の旨味
炙りにする事で際立つ香ばしさ
軽く塩を降られた事によって、より一層引き立つキンキの甘さ
う~んマーベラス
「イカ明太子」
これは嫁が愛して止まない一貫
この組合せは鉄板です
長崎の「カンパチ」
いつも頂く「ヒラマサ」よりも歯応えがあって、身がしっかりとした印象
美味い
「ズワイガニ」
見た通りのカニ味噌乗せです
優しい味わいのむき身と濃厚なカニ味噌
もう説明は不要でしょう(笑)
「北寄貝」
北海道を代表する二枚貝
様々な調理方法で味わえますが、寿司ネタとしても上等です
「ボタン海老」
これまた北海道を代表する海老の王様
とにかく甘い
「焼きトロ」
始めましての一貫
表面は香ばしい焼き色
中はミディアムレア状態で、トロの脂がたっぷりと閉じ込められています
うーん
参りました
今回の最も印象的だった一貫かも
「タコの卵」
新鮮だからこその変りネタ
これを食べられるのも北海道民の特権でしょう
魚卵が好きではない人にも、是非食べて欲しい逸品
絶対ハマると思います
「ボタンエビの味噌」
「タコの卵」から続く珍味系の最強コンボ
見た目の派手派手しさに、最初は戸惑った記憶が懐かしい
今ではすっかり濃密で複雑な旨味を堪能しています
最後の握りは「湧別のウニ」
「口の中でとろける」という言葉が正にピッタリ
何も言うことはありません
美味い寿司と旨い地酒で「しあわせ」チャージ完了
今回も大満足
ご馳走様でした