台湾のウユニ塩湖こと『高美湿地』に自力で行くのは、ちょっと大変なのです…
2019/5/3 13:50 台鉄台中駅
宮原眼科を観光してから徒歩で台中駅へ移動
トンボのオブジェがお出迎えです。
ちょっと紛らしいのは、ココは在来線の台中駅だという事
高雄や台南も同じなんだけど、台中も在来線(台鐵)と新幹線(高鐵)は、線路も駅も離れた位置関係に有るのです。
ただし、台北は台鐵も高鐵もMRTも「台北駅=台北車站」に乗り入れています。
厳密に言うと、桃園国際空港へ向かう「MRT桃園線」の駅だけは、別の場所に有るんですが、それも地下通路で連絡しています。
うーーーん
紛らわしい(笑)
そんな訳で台中駅から、台鐵=在来線に乗って「台湾のウユニ塩湖」こと高美湿地へ向かいます!
出国前に行き方を色々と調べましたが、郊外の湿地帯だけあって、なかなかに行き辛そうな所です。
台中駅から高美湿地行きの路線バスが出ているので、旅行の計画段階ではバスに乗る予定でした。
ただし、このバスは湿地の最寄りのバス停で降りてから、結構な距離を歩かなければならないそうので、予定を変更して電車で行くことにします。
旅行も後半戦(5日目)、体力温存の為なるべく歩かない方法でいきます。
電車で行く場合、高美湿地の最寄り駅は清水駅です。
台中から清水への路線図は ↓
電車が来ました。
なるほど「在来線」って感じ
小一時間ほどで清水駅に到着
想像以上にのローカル感に、若干の不安を覚えました。
改札を出て清水駅前へ
うーーーん…
人っ子一人、見当たりません(笑)
駅前から少し歩くと湿地行きのバス停があるとの情報でしたが、駅前から見える範囲では確認出来ず
どのみちバスを降りてから歩くのも嫌だったので、タクシーに乗ろうかと思っていましたが、ピークタイムの夕暮れ時にはまだ早いからなのか、タクシーが1台も居ません。
さて
どうしたものかと思案中に、恐らく高美湿地からの観光客を乗せてきたと思しきタクシーが駅前に停車
スーツケースをトランクから降ろした乗客(多分、大陸の中国人家族)と入れ違いに、乗せて貰えないか尋ねます。(一応、中国語で)
私:おいくら?(多少銭 ドゥ シャオ チィェン?)
運ちゃん:300塊(サン バイ クワァイ = 300元)
私:ちょっと高くない?(太貴了! タイ グィ ラ!)
運ちゃん:そんな事ないって!(中国語で何て言われたのか忘れました… 多分、みんなこの値段だよ!って感じだったはず)
私:分かりました。是非乗せて下さいませ (弱っ!)(好的、請去。ハオダ チンチュィ)
生意気にも価格交渉をしようとして撃沈したふざけた日本人に、さぞお怒りかと思いきや、この運ちゃん大変ファンキーな人でした。
翻訳アプリを駆使して沢山話しかけてくれたし、我々が北海道(ベイ ハイ ダォ)から来たことを告げると、台湾では北海道旅行が人気なんだよ!と教えてくれたり
とても楽しいひと時でした!
謝謝!
そして高美湿地に到着
まず目に飛び込んでくるのは、沢山の風車
壮観です!
そして風車の回るスピードの速い事!
北海道にも結構、風車があるけれど、こんなに速く回っている風車を始めて見ました。
羽根が飛んでいかないか心配
風車がブンブン回るって事は、それだけ風が強いって事
いつもこうなのか、この日が特別なのか、私には分りませんが半端ない強風!
あまり台風が上陸しない北海道人にとっては、事故レベルの風の強さです。
お陰で嫁が持っていたカメラのレンズキャップが飛ばされていしまい、桟橋を降りてダッシュで拾いに行く羽目に…
キャップを回収してホッとした途端、今度は私の悠遊カードが飛んで行ってしまった!
もう嫌…
すっかり疲れてしまった私
一応、湿地に降りられるように、ビーチサンダルも持っていましたが、眺めているだけでお腹一杯になりました。
風が強いので、飛ばされないように立っているだけでも体力を使います。
40分ほどの短い滞在でした。
なるほど夕暮れ時であれば、もっと綺麗な景色が楽しめる事は間違いなさそうです。
沢山の人が浅瀬に降りて遊んでいました。
湿地からの帰りもタクシーを利用
乗り込むや否や、こちらの運転手さんも「300塊、OK?」とのお言葉
なるほど
協定価格=カルテルが出来上がっている訳ね(笑)
勿論、OKですよ!清水駅までお願いします。m(__)m
清水駅に着くとタクシーが数台客待ちをしていました。
やっぱり夕暮れに目掛けて、観光客もタクシーも集まってくる感じなんですね。
日本人観光客が自力で行くには、割とハードルが高い場所ですが、綺麗な景色や壮大な自然に感動できる方には行く価値有りです。
我々は夕日の時間帯の訪問じゃなかったので、「苦労して辿り着いた割には…」という感想ですが、旅行内プチ冒険みたいな経験が出来たので、楽しい思い出となりました!
公共交通機関で行くのに自信の無い方は、オプションツアーが間違いなさそうです。